目次
style.css
style.css
は、WordPressテーマ開発において核心的な役割を果たします。
このCSSファイルはただスタイリングするだけでなく、テーマ自体のメタデータを持っています。
テーマ情報のヘッダー
style.css
の先頭にはテーマ情報のヘッダーがあります。
これはWordPressにテーマの基本情報を提供する役割を果たします。以下は一例です。
/*
Theme Name: テーマの名前
Theme URI: http://example.com/
Author: テーマの作成者
Author URI: 作成者のURL
Description: テーマの説明
Version: 1.0
License: GNU General Public License v2 or later
License URI: http://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html
Text Domain: テーマのドメイン名。
*/
Theme Name: | テーマの名前。 |
Theme URI: | テーマの公式サイトのURL。 |
Author: | テーマの作者。 |
Author URI: | 作者のウェブサイト。 |
Description: | テーマの説明。 |
Version: | テーマのバージョン。 |
License: | テーマのライセンス。 |
License URI: | ライセンスのURL。 |
Text Domain: | テキストドメイン(多言語化用)。 |
テキストドメインについて
簡単に言うと、テキストドメインはテーマやプラグインが多言語対応するための「識別タグ」です。これにより、同じ言葉でもどのテーマやプラグインから来ているのかを区別できます。
テキストドメインの設定: style.css
のヘッダーに以下のようにテキストドメインを設定します。
例えば、あなたが開発しているWordPressテーマで、「Read More」ボタンを多言語対応させたいとします。この場合、テキストドメインを使って以下のようにコードを記述します。
テキストドメインが使われる一例を以下に示します。
/*
Theme Name: Awesome Theme
Text Domain: awesome-theme
*/
多言語対応のPHPコード: このテキストドメインを使って、テーマ内の翻訳対象テキストを以下のように記述します。
echo __( 'Read More', 'awesome-theme' );
翻訳ファイル: 次に、このテキストドメインawesome-theme
に対応する翻訳ファイル(.po
や.mo
)に”Read More”の各言語での翻訳を追加します。
このようにして、テキストドメインは、テーマ内で使用されるテキストがどれかをWordPressに教える役割を果たします。その結果、”Read More”は設定された言語に応じて適切に翻訳されま
子テーマのスタイルについて
/*
Theme Name: 子テーマの名前
Template: 親テーマの名前を指定
*/
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